世界ドゥーラ週間 2021.3.20-3.27
- ikumibirthdoula
- 2021年3月25日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年3月8日
世界ドゥーラ週間
日本ではまだまだドゥーラという言葉を聞いても、「ドゥーラ?」と聞き返される事がほとんどです。友人でもは未だ「ドゥーラが・・・」と話しても「ドゥーラ?」と聞き返してきます🙃
病院内で助産師と看護師の違いがわからずに、助産師って何をするの?と尋ねる方々がいる中で日本で認識されていないドゥーラ。
この現状の中、ドゥーラの話をすると、助産師とドゥーラは同じようなものだと思われますが、その役割はとても異なっています。両者を出産する仲間(チーム)に加えることで、充実した経験を得ることができると思っています。
🤰助産師とドゥーラの違い?
助産師は医療従事者です。彼女たちの優先する第一の目標は、お母さんと赤ちゃんの安全です。助産師はとても心強い存在で、多くの知識と経験もある上に、痛みを和らげる技術もありますが、常に同じ部屋にいる訳ではありません。助産師はお母さんが、陣痛中に出たり入ったり、カルテに記録し、あなただけでなく、他のお母さんにも対応しなければなりません。
ドゥーラはあなたの側を離れず、一度に複数の陣痛中のクライアントを担当することはなく、医療従事者ではありません。子宮頸部検査や医療処置も行いません。陣痛中は、チーム全体で一貫した精神的・肉体的サポートを行います。また、自宅で出産する場合は、自宅で必要なものを用意し、パートナーや他のお子さんともお産の経過を伝えたり、家族のメンバーが何か出来ることがあれば誘導もします。
🤱なぜ両方が必要?
助産師はドゥーラと一緒に仕事をすることで助産師本来の仕事、出産の介助と母子の救命に対し高いレベルの助産判断と医療技術を発揮する事が出来ます。これは出産時だけでなく、産前産後も同様です。ドゥーラは助産師が好きで、とても尊敬しています。ドゥーラはお母さんと電話やメールで、様々な感情や懸念、疑問にも対応しますが、その質問が助産師の方が適している場合は、助産師に繋ぐ橋渡しでもあります。
現実的には、お母さんと、(もし、お母さんが希望すれば)パートナー、ドゥーラ、助産師人手が多ければ多いほど良いでしょう。出産はお母さんが「産む」事を決心し、お母さんと赤ちゃんの空間です。また出産は「全員参加型」の体験であり、信頼する仲間や家族(チーム)が側にいることで1回1回の出産の経験は大きく変わりその後の人生にも大きく関わると思っています。
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