「出産=病院は何故?」という話を、友人や知人に尋ねることが多々あります。
ドゥーラになるまでも、この質問は興味があり歴史的にも掘り下げたく本を読んだり、
60代の助産師の方々へ尋ね調べていきました。 現在日本での出産は、病院、助産院、自宅と大きく3つ選択肢があります。
私は、妊娠する前20代後半から「自宅出産/ホームバース」や「助産院」での出産について見聞きしていました。私の親友も2人ホームバースをしました。
彼女達と話し感じたことは、出産の選択肢はそれぞれ産む人とパートナーとその家族がどれだけ選択肢を知っているかにも左右されること。
親友は妊娠した時に病院での出産はまず考えていなかった。
自分の中に病院での選択肢を与えてくれるのだろうか?、医師と対話が出来るのか?と疑問がいくつもあったからだったそうです。また彼女のパートナー自身も海外でホームバースで産まれたから、「出産=ホームバース」としか考えていなかったそうです。
今でも、鮮明に覚えているのが妊娠が判明し大きな駐車場の中で真っ先に電話をかけたのが親友でも、実家の家族でもなくホームバースをした友人。
彼女に「妊娠して助産院で出産したいと思ってるんだけどどこに連絡したらいい?」と言っていた事を思い出します。
彼女は電話越しにいつもの満面の笑みで「おめでとう!開業助産師さんが居るからそちらに電話したらいいよ。私の名前出していいからね。」と言ってくれて、直ぐにその助産師さんへ電話しました。
また、今年2021年の誕生日に、「今度どうやって産まれてきたか話聞かせてねー!」と海外在住助産師の方からの一言がとても気になって母へ尋ね初めて聞く話ばかりでとても興味深かった内容でした。 現在、日本では産科医の高齢による閉院や、集約化がなされ地方だけでなく都心でもお母さんが産む場所を選択出来ない厳しい状況に来ています。住む場所によっては、隣そのまた隣の町または、県まで行かないと出産が出来ない所などもあるようです。
今後もこの状況はシビアになっていく事を知り、娘(10歳)が出産するときに果たして本人が選べるお産が出来るのだろうか?と常に考えています。
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